茨城のバリアフリーマップなどはある?条例について

茨城のバリアフリー条例とは

茨城県では、国土交通省のバリアフリー法に基づき、県独自の「ひとにやさしいまちづくり条例」を制定しています。
茨城県内のバリアフリーに関しては、この条例をもとに推進されています。

ひとにやさしいまちづくり条例の中では、特に公共施設の新築や改修において、エレベーターや多目的トイレの設置について整備するよう定められています。
また法的に定められた整備基準だけでなく、条例の補完をする意味でユニバーサルデザインガイドラインが設けられています。
ガイドラインの中では、施設整備における必須項目と、できるだけ考慮したい推奨項目とに分けられ、それぞれ細かい仕様などが掲げられています。

このように行政が主体となってユニバーサルデザインを進めていくことで、障害を持った方だけでなく、高齢者や妊婦、乳幼児など全ての人々が使いやすい施設となることが期待されます。
更に、茨城のユニバーサルデザインは施設整備だけでなくイベントなどでも推進されています。
イベントにおけるユニバーサルデザインというのは、例えば会場案内図に音声ガイドがついていたり、外国人に対応できるスタッフがいたりするなどの工夫であるとされます。
施設だけでなくイベントにおいても、世代や障害の有無を問わず楽しめるユニバーサルデザインを取り入れることは、SDGsの観点からも望ましいとされます。

そのほか行政以外でも個人の方が作っているバリアフリーマップもあり、こちらは車椅子ユーザーのおでかけにありがたい情報が満載です。

バリアフリーで温泉が楽しめるホテルもある

茨城県といえば都心からも近く、大洗温泉や筑波山温泉なども人気があります。
こうした温泉地でも、バリアフリーで楽しめるホテルや旅館があります。
宿の様子はホームページなどで確認することができますが、実際に車椅子を使用するのか、杖で歩行が可能なのかなど求めるバリアフリーの程度もさまざまでしょう。
泊まりたいホテルや旅館が決まった場合には、事前に問い合わせているのが良いでしょう。