この本、表紙が真っ白で題名だけ。
本屋さんで光輝いていました。
そして、本の帯。
「本当の幸せって何なんだ?」
「この3つを知れば、自分と未来が変わる!」
これは読まずにはいられません。
そして、読み終えた今、紹介せずにはいられなくなりました。
はっとさせられる
ビジネス本と思いきや、人間関係や子育てに悩みがある人にも、とても参考になります。
あらすじは、実業家である主人公が大きな危機に直面します。
そんな折り、目の前に不思議な老人が現れます。
その老人と会話をしていくなかで、彼はいろんなことに気づき始めます。
私たち読者も、彼を通じてたくさんのことを学んでいく、ストーリー仕立ての本です。
深い
とにかく、この老人がすごいんです。
深いんです。
老人に出会う前の彼のやり方もそんなに悪くはないと思います。
営業職の方なんかにはとても参考になるヒントがあります。
ただ、今回のような問題が発生した時には弱すぎました。
彼は、家庭も仕事も歯車が狂いだしてずたぼろです。
常にもっともっとと要求し続けてしまう欲、そして一度壁にぶち当たったときの脆さ。
人生山あり谷あり。
わかってる、わかってるけど…。
それをこの老人は丁寧に諭してくれます。
そういえばマツコ・デラックスさんが仕事がたくさんあれば幸せと思っていた、とテレビでぼやいていたのを見たことがあります。
心が満たされないから幸せと感じられない、きっとそういうことですね。
お金があれば、美人もしくはイケメンだったら、勉強がものすごくできたら、そう願うけど、そこに幸せはないんですよね。
本の中の老人は、真の豊かさとはなにか、幸せとはなにか、愛とはなにか、人間とはなにか、そして、その上で幸せを感じるにはどうしたらいいか説いてくれます。
それが、この本の題名にもなっている3つの真実です。
3つの真実とは
1、私ちは人間は肉体を越えた存在で、私たちは宇宙に生かされている
今自分が生まれたのは、いくつもの偶然が重なった奇跡。
だからこそ自身の存在そのものを認めよう。
2、人生は自分の心を映し出す鏡である
鏡=自分がやったことが自分に返ってくる。
主人公の彼のように大きな危機があるのは、単に自分に跳ね返ってきたにすぎない、ということ。
3、感情は感じれば解放される
悪い感情である「怒り」は、その原因(悔しさ?不安?)となる感情を知って、吐き出してしまおう。
感情の正体を知り感情に振り回されない自分になる。
簡単にまとめると、こんな感じです。
まとめ
ここには書ききれませんが、響くワードが満載でした。
付箋もたくさん貼ってしまいました。
私は特に、「3つの真実」のうち、2つ目の「鏡の法則」に思わずどきりとしました。
どうにもこうにも苦手で合わない人がいるんです。
鏡の法則によると、これは私がもたらしたもの。
逆に考えれば、私が変われば関係性も変わる。
そうこの本から学びました。
今度会うときは相手を尊重して接してみようと思っています。
みなさんはどこが一番響くでしょうか。
ぜひ読んでみてほしいです。