愛知県西尾市一色町は、穏やかな三河湾と矢作川の豊かな自然に恵まれた地域です。温暖な気候と平坦な地形を活かして発展した水産業の中でも、全国有数の生産量を誇る一色うなぎは特に有名です。良質な水とこだわりの養殖技術で育てられたその味わいは、身がふっくら柔らかく脂ものった極上の逸品といえます。今回は、一色うなぎの生産体制から味の魅力までをご紹介しましょう。
愛知県の名物!一色うなぎの特徴は?
愛知県西尾市一色町で育てられる一色うなぎは、全国のうなぎ生産量の約20%を占める名産品です。矢作川の清流水を使用し、天然に近い環境で丁寧に養殖されているため、良質な脂がのり、皮はやわらかく、ふっくらとした身が特長です。うなぎの稚魚であるシラスから成魚まで一貫して育てられており、生産の流れがわかるトレーサビリティが徹底されています。これによって安全・安心の品質管理が行われているのです。地域の歴史と生産者の情熱が詰まった一色うなぎは、味も品質も全国で高い評価を得ており、まさに本物のうなぎと呼ぶにふさわしい逸品です。
一色うなぎの生産体制はたくさんのこだわり
一色うなぎは、養殖100年の伝統に培われた技術と、徹底した品質管理のもと育てられています。矢作川の清流水を使用し、天然に近い環境でストレスの少ない養殖を実現。稚魚の段階から育成し、薬品使用の有無や成育記録を明確にするなど、安心・安全なうなぎづくりにこだわっています。さらに出荷前には薬物残留検査や活き締めも行われ、全国へ高品質なうなぎが届けられます。
一色うなぎのPR活動もさかん
西尾市では、一色うなぎの魅力を広めるためのPR活動も活発に行われています。地元で開催される三河一色うなぎまつりをはじめ、各地の物産展への出展を行い、マスコットキャラクターのまんてんくんの登場やオリジナルTシャツの販売など、親しみやすさを前面に打ち出した取り組みも知られています。ブランド普及協議会も設立され、地域一丸となって知名度向上と消費拡大を目指しているのです。