高知県で機能する高速道路にはどんな自動車道があるの?

高知県にも高規格道路網を構成する自動車専用道路があります。東名高速道路や名神高速道路などのような速度は出せないものの、それに準じた高い規格の道路です。今回はそんな高知県にある高速道路なみの機能を持った高規格道路について解説しましょう。

高知中央から西部に向かって伸びる四国横断自動車道

高速道路並みの規格を持っている自動車道として四国横断自動車道があります。これは愛媛県東部から入っていき、高知県の北部を通って高知市を通過し、四国西部に向かって伸びていく自動車道です。本州と連絡する瀬戸大橋やしまなみ海道、明石海峡大橋とも連結しており、高知県から本州に向かう場合に重要な役割を果たしているのが特徴です。ただ、高知県西部と愛媛県西部の部分がまだ完成していないため、完全に四国を横断している高速道路ではありません。ただ、現在高知県の高規格道路として非常に重要な役割を果たしている道路です。

高知中央から東部に伸びていく高知東部自動車道

現在高知を通る高速道路は先ほど紹介した四国横断自動車道というイメージがあります。しかし、高知東部については自動車道が存在していませんでした。そのため、高知東部から西部に移動する場合は十分な高速道路網が整備されているとは言えません。こういった問題を解決するために建設中なのが高知東部自動車道(国道55号南国安芸道路)です。高知東部と県庁所在地のある高知市を結ぶ道路であり、高知空港と高知県全域を結んだり、高知県内の各港湾とを結んだりするという意味で重要な役割をはたしています。
現在高知ICから高知龍馬空港を結んでいることや芸西西から香南のいちまでを結んでいます。

最終的には四国8の字ネットワークを目指す高知の高速道路

高知県内では多くの高規格道路が整備されていますが、この最終目的といえるのが四国8の字ネットワークです。これは先ほど紹介した四国横断自動車道と四国北部を通る四国縦貫自動車道、そして高知東部を縦貫する高知東部自動車道が挙げられます。そして、徳島県阿南市を起点とし高知県安芸市を終点とする阿南安芸自動車道を連結することで四国が8の字に結ばれるのです。