嫌われる勇気

ベストセラーになり、本屋さんで見かけるたびに気になっていたこの本を、出版からだいぶ年月が経った今、コロナ禍、失業中ということもあり、幸か不幸か家で過ごす多くの時間に恵まれ、ようやく読むことができました。

読みやすい対話形式

青年と哲学の先生の対話を通して、アドラーの思想がわかりやすく説明されています。

本を開く前は、普通の本のような形式を想像していましたが、対話形式であることによって、読み手側にもリズムがつき、通常よりも早い速度で読むことができます。

ゆっくりじっくり読みたい内容の本ですが、二人の対話のテンポがよすぎて、深く考えることを忘れ、漫画のようについ先へ先へと読み進めてしまいそうになりました。

所々で意識的に理解する時間をとりながら読み進めました。

対人関係に悩む人に特におすすめ

タイトルにもなっているとおり、この本の中では幸せになるためには「嫌われる勇気」も必要と書かれています。

えっ、と思う人もいるかもしれませんが、私はこの本を読む前から同意見でしたので、すんなりと受け入れられる内容でした。

特に日本では周囲の空気をよむという文化が根強いためか、迎合することに慣れすぎている人が多く、なかなか受け入れがたい思想かもしれませんが、この考え方を取り入れることによって、対人関係で悩むことがなくなると思います。

この本を読んだ瞬間から、今までの対人関係の悩みから解放されるのではないでしょうか。

「自由とは、他者から嫌われることである」というアドラー思想を人生に取り入れ、より多くの人々に自由で幸せな人生を送っていただきたいです。

対人関係に悩んでいる人も、現在は悩んでいないという人も、こういう考え方もあることを知っていて損はありません。

まとめ

大ベストセラーとなった本なので、既に読んだ人もたくさんいると思います。

題名から想像していたとおりの、私の期待を裏切らない内容でほっとしました。

私はほぼほぼ賛同できる考え方で、ますますアドラーを好きになりましたが、この考え方・思想に同感・賛成できない人々にも、このような考え方をする人もいるということを知ってほしいと思いますので、まだ読んだことがないという人には、ぜひとも読んでほしい一冊です。

読書が苦手な方にもおすすめの一冊です。